2010年6月11日

「大相撲大全集~昭和の名力士~」を借りる(3日坊主48巡目-1)

図書館で
「大相撲大全集 ~昭和の名力士~ (5)」
という映像資料を借りてきました。

しかも
VHA(ビデオテープ)
ですが…

(5)というのは、シリーズで何巻か出ていて、
巻ごとで時代/焦点を当てた力士がくぎられています。
いきなり5巻めを借りたのは、
今続々と発売されているDVDマガジン「映像で見る国技大相撲」で、輪湖時代を見たばかりだったから(第11巻、昭和53~55年)。

感想としては…
映像の構成が力士ひとりひとりに焦点をあてた作りなので、
その力士の人となりや活躍の記録が一気に分かるのが良い。
力士に感情移入?しながら見れるので、
よりその力士を理解できるし、親しみやすくなる。
DVDマガジン(映像で見る国技大相撲)の映像は時系列に出来事を紹介しているだけなので、
この年に何があって誰が優勝したという事実は分かるけれども、
力士ひとりひとりの活躍はぶつ切れで収録されているので、
頭にすんなり入ってこない。

思うに、
時系列パターンと、力士フィーチャーパターンと、両方を見て初めて大相撲の歴史を理解できるのではないだろうか。

多分力士ひとりひとりの活躍だけ見ても、
それが何時代で前後に何があったのかは理解できないだろうし。

映像で見る国技大相撲は、線。
大相撲大全集は、点。
両方があって、初めて強いラインが出来上がるんじゃないかなぁ~。

輪湖時代そのものの感想は…
なんか盛り上がっている感があって、
確かにこの時代を知っている人たちにとっては、
外国出身力士たちばかりが台頭する現在の相撲は、あまり望ましいものではないんだろうなぁ。
輪島や北の湖、力士たちに感情移入して見ていただろうから。
ヒーローみたいな力士がいないんだよね。
でも、見方をかえれば外国出身力士たちも楽しいんだけどな。

輪湖以外にも、
三重ノ海、二代目若乃花、隆の里も収録されていた。
それぞれの横綱の取り口の特徴や、
横綱になるまでどんなに苦労したのかが良く分かりました。

そして…今まで間垣親方を初代若乃花だと勘違いしていたことにも気付いて…
二代目が親方だったんですね……………

図書館、万歳!!
こういう映像資料があると、大変勉強になり助かります。
また借りに行こう。