2010年7月21日

大相撲放送自体が好きだったという事実(3日坊主61巡目ー2)

大相撲中継のない今場所…
意味の分からない、1つの結論が出ました。

「自分、NHKの大相撲中継がすきだったんだ」

地上波だと3時ぐらいから、BSだと1時からぐだぐだ始まるあの時間体系。
正面、向正面、花道など、各場所に設置されているカメラのアングルとNHKスタッフによる絶妙なスイッチング。
時間いっぱいになるまで語られるアナウンサーによるうんちく披露や解説陣のぼやき・批判。
何種類あるんだかという、仕切り中の力士のランキング紹介。
毎日テーマを決めて紹介される中入時の企画。
力士の身長や体重に焦点をおいて放送する日。
アナウンサー2人による花道レポート。
にじみよる殊勲の星インタビュー。
格段優勝インタビュー。新十両インタビュー。
ゲストの思い出の土俵のVTR。
ゲスト解説陣2人の直接対決のVTR。
アナウンサーのネクタイの色。

云々。

もちろん、大相撲自体も好きなのですが、
このような、放送の一つ一つが好きだったんだ、と思いました。

もとはといえば、学生時代にNHKで少し、大相撲放送に携わっていた身なので、
そのようなひとつひとつ決められて進んでいた、あの放送の仕組みが大好きなんです。
ひとつひとつQUEシートで決められていて。
次に電光掲示板がくるぞ、みたいな。
…よくわかりませんね。

だから、今場所はダイジェスト放送のみで、なんだかさっぱりしているので、
なんだか盛り上がりも不完全燃焼。
取組自体はgoo大相撲のストリーミングで追えるのでいいのですが、
うんちくを知りたい!力士の心理状態を解説して欲しい!
そう思ってしまうのです。

あゝ、寂しい。


今場所、いつも行われている英語放送がありません。
心配になって、当時お世話になっていたスタッフさんにメールをしました。
皆それぞれ、てんでんばらばらに仕事をしたり、休んでいたりするそうです。
寂しいなぁ…。

外国ではNHKワールドプレミアムで相撲放送が見れるようになっている。
でも2ヶ国語放送を、楽しみにしていた人がいっぱいいたと思う。
もちろん、生放送でフルバージョンで見たかった人もいっぱいいるはず。
その人たちにまで、ダイジェスト放送のみ、しかも日本語だけなんて、ちょっとさみしい。

言いたいことは、これだ。

バイリンガル放送まで自粛しなくたっていいじゃないかぁ!!!


昔のバイト先がそうなってしまうのは、切ないものです。

以上、切なさを胸に。